ぶちこのブログ

犀の角のようにただ独り歩め

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覚書~小西甚一 『俳句の世界―発生から現代まで―』

講談社学術文庫。
仕事がらみで俳句の来し方が気になり、
今頃読んでいる。
学生への講義をベースに書かれたとあって、テンポよく楽しげに進んでいる。

本題とは関係ないところで印象に残ったくだりがあった。

…(前略)何しろ芭蕉は俳諧史のエヴェレストなんですからね。骨は折れますよ。しかし、骨を折らずにこの偉人を理解しようなんて心がけは、そもそも乞食根性ですよ。ふところ手では、何も食べられません。もっとも、ポカンと口をあいていれば、なんでも食べさせてあげるといった式の教授法を振り廻す民主教育学者もありますが、そんなうまい話を信用してはいけませんね。かりにそれが有効だとしたところで、そんなことばかりで育った子どもは、大学を出るころ何をする元気も無くなり、人生をトボトボ送るほかなくなりますよ。わたくしの文章が拙くてよく通じないのは恐縮千万だけれど、なんとか理解しようとする努力だけは惜しまないでください。…(後略)

初版は昭和27年、改訂版が出たのが昭和56年、
学術文庫版の第1刷が1995年だから平成7年。
現在使用されるのが憚られる表現も含まれているが改訂を重ねてもこの部分が残っているのは、著者が意識して伝えたかったことなのだろう(とりわけ学ぶ立場にある者に)。

いまごろ読んで反省しているところ。

最初の講義から60年以上経過し(!!!)、
現在はこの「民主主義教育」が一層浸透して、受け身の姿勢がいよいよ目立つように思うのだが、
他人のことはさておき、自分の錆びついた頭をもう少し働かせなくてはと思った次第。
(文体が若干影響を受けています…)

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俳句をよむ。笛を吹く。
第一句集『雲の峰』
好きな俳優・・・志村 喬
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☆ブログ内の俳句に関しては著作権宣言しておきます。
今年の目標:減量! 最低5kg できればもっと

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